「十三夜」って言葉を聞いたことがありますか?
「十五夜」や「中秋の名月」は耳馴染みがありますよね。
では、「十三夜」とは一体何のことなのでしょうか?
「十五夜」ってなに?
「十三夜」を説明するにあたり、まずは「十五夜」ってなに?というところからお話ししたいと思います。
「十五夜」とは、1年で最も美しいとされている「中秋の名月」を鑑賞しながら、収穫などに感謝する行事のことです。
旧暦の8月15日(十五夜)をさし、今年は2020年10月1日(木)でした。
ちなみに「中秋の名月」=満月ではありません。
旧暦の8月15日なので、満月と1,2日ほどズレる事もあります。
秋の収穫物を供えて、実りに感謝する行事ですね。
皆さんはお月見されましたか?
「十三夜」とは
「十三夜」とは「十五夜」に次いで美しい月だといわれております。
「十五夜」から約1か月後に巡ってくる十三夜のお月見。
十三夜は少し欠けた月を愛でる風習です。
それが本日、2020年10月29日(木)なのです。
この「十三夜」は「十五夜」とセットで呼ばれることが多く、十五夜の月を「前の月」、十三夜の月を「後(のち)の月」と呼び、2つの月を合わせて「二夜(ふたよ)の月」と呼ぶこともあります。
ですので、片方のお月見しか行わないことを「片見月(かたみづき)」と呼び、縁起の悪いものとされています。
「十五夜」のお月見はよく耳にしますが、「十三夜」のお月見は知らない人も多いのではないでしょうか?
月と火星が接近する日
さらに今日は、月齢13の月と火星が接近して見える日なのです!
時間は29日の宵から30日の未明にかけて南の空を見上げてみて下さい。
見晴らしのいいところでしたら、南の空低く輝く秋の唯一の1等星・フォーマルハウトも見ることができると思います。
十三夜とともに火星を愛でるのもいいですね。
こちらのページを参考にしてみて下さい。
まとめ
秋も深まり夜の冷え込みも厳しくなってきました。
空気も澄んできて、星空がとてもキレイに見えるようになってきましたね。
秋の星空は1等星が少なく、寂しくも感じますが…
「十三夜」と火星の接近、そしてフォーマルハウトを楽しんでみてはいかがでしょうか。
暖かい恰好をして見て下さいね。
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